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教育

「勉強しなさい」なんていうもんじゃない。逆効果!!

投稿日:2017-03-13 更新日:

転勤を繰り返す中で、最近の中学生の学力というモノを目の当たりにしてきた。

勉強は「させなければいけないものなのか」を大人が考えてあげるべき必要がある。

実際に学力が低下していると生活が厳しくなることもわかってきている。

親として考えて行動しなくてはいけないのだが、何を考え、行動するのかのきっかけとして今回は論じてみる。

報酬に対する今後の勉強の姿勢の変化

最近は統計学の分野から考え方がでているので、紹介しておこう。

結果にお小遣いをあげるのか、行動にお小遣いをあげるのか。

これにはすでに決着がついているので参考までに読んでもらいたい。「学力の経済学」より抜粋です。

「テストでよい点を取ればご褒美」と「本を読んだらご褒美」―どちらが効果的?

テストでよい点を取ればご褒美をあげます」 「本を1冊読んだらご褒美をあげます」   子どもの学力を上げる効果を持つのはどちらでしょうか。 ご褒美が子どもの出席や学力にどのような因果効果を持つかについて、精力的に研究を行っているのが、ジョン・ベイツ・クラーク賞の受賞者でもある、ハーバード大学のフライヤー教授です。今まで、米国のシカゴ、ダラス、ヒューストン、ニューヨーク、ワシントンDCの5都市で、ご褒美の因果効果を明らかにする実験を行ってきています。 ちなみに、この5都市で行われた実験は、実に94億円を使い、約250校、小学2年生から中学3年生までの約3万6千人もの子どもが参加した大規模なものでした。 このフライヤー教授の研究を理解するには、子どもの教育成果の分析に用いるもっとも標準的な分析枠組みである「教育生産関数」を知っておくと便利です。これは、別名「インプット・アウトプットアプローチ」とも呼ばれ、授業時間や宿題などの教育上のインプットが、学力などのアウトプットにどのくらい影響しているかを明らかにしようとするものです。

 

  • フライヤー教授が実施した実験は、大きく分けると2種類ありました。 ひとつは、ニューヨークやシカゴで行われたもので、教育生産関数でいうところの「アウトプット」、すなわち学力テストや通知表の成績などをよくすることにご褒美を与えるというものです。「テストでよい点を取ればご褒美をあげます」は、こちらに該当します。
  • もう1つは、ダラス、ワシントンDC、ヒューストンで行われたもので、教育生産関数における「インプット」、すなわち本を読む、宿題を終える、学校にちゃんと出席する、制服を着るなどのことにご褒美を与えるというものです。「本を1冊読んだらご褒美をあげます」は、こちらに該当します。

種類の実験のうち、子どもたちの学力を上げる効果があったのはどちらでしょうか。

インプットにご褒美を与えると、子どもたちは本を読んだり、宿題をしたりするようになるのでしょうが、必ずしも成績がよくなるとは限りません。 一方、アウトプットにご褒美を与えることは、より直接的に成績をよくすることを目標にしているのですから、直感的には、アウトプットにご褒美を与えるほうがうまくいきそうに思えます。 しかし、結果は逆でした。

学力テストの結果がよくなったのは、インプットにご褒美を与えられた子どもたちだったのです。とくに、数あるインプットの中でも、本を読むことにご褒美を与えられた子どもたちの学力の上昇は顕著でした。一方で、アウトプットにご褒美を与えられた子どもたちの学力は、意外にも、まったく改善しませんでした。どちらの場合も、子どもたちは同じように喜び、ご褒美を獲得しようとやる気をみせたにもかかわらず。

なぜ「テストでよい点を取る」というアウトプットにご褒美を与えることは、子どもたちの学力に影響を及ぼさなかったのでしょうか。 鍵は、子どもたちが「ご褒美」にどう反応し、行動したかということにありました。 「インプット」にご褒美が与えられた場合、子どもにとって、何をすべきかは明確です。本を読み、宿題を終えればよいわけです。一方、「アウトプット」にご褒美が与えられた場合、何をすべきか、具体的な方法は示されていません。 ご褒美は欲しいし、やる気もある。しかし、どうすれば学力を上げられるのかが、彼ら自身にわからないのです。 ここから得られる極めて重要な教訓は、ご褒美は、「テストの点数」などのアウトプットではなく、「本を読む」「宿題をする」などのインプットに対して与えるべきだということです。

 

 

結果で報酬をあげて伸ばす場合の方法については、成績を上げるための方法を教える人が肝心のようです。

「勉強のしかた」を勉強することが重要 フライヤー教授が、実験の後に行ったアンケート調査は、アウトプットにご褒美を与えることがうまくいかなかった理由をはっきりと示していました。 アウトプットにご褒美を与えられた子どもたちは「今後もっとたくさんのご褒美を得るためには何をしたらよいと思うか」という問いに対し、ほとんど全員が「しっかり問題文を読む」「解答を見直す」などのように、テストを受ける際のテクニックについての答えに終始していたのです。 「わからないところを先生に質問する」「授業をしっかり聞く」などのように、本質的な学力の改善に結びつく方法にまでは、まったく考えが及んでいなかったことがわかります。

ここで、「だとすれば、その方法を教えてあげる人がいるとよいのでは」という仮説がおのずと生まれてきます。

この仮説については、次のような研究があります。 ニューヨーク市立大学のロドリゲス准教授は、子どもの学習の面倒をみる指導者や先輩がいる場合には、アウトプットにご褒美を与えても学力が改善することを発見しました。指導者や先輩が、目標のためにどのように努力すべきかについて具体的な道筋を示してくれたからです。アウトプットにご褒美を与える場合には、どうすれば成績を上げられるのかという方法を教え、導いてくれる人が必要であることがわかります。

自立させて学びを楽しんでさせるにはこの点に注意しなければいけないということになる。

後述する動機付けというのは「内的インセンティブ」という言い方もできるわけだ。

 ご褒美の効果については、まだまだ考えなければならない問題があります。

「ご褒美」のことを経済学では「外的インセンティブ」といいます。親や教育者は、こうした外的なインセンティブを教育の現場で用いると、短期的には子どもを勉強に向かわせることに成功したとしても、「一生懸命勉強するのが楽しい」というような、好奇心や関心によってもたらされる「内的インセンティブ」を失わせてしまうのではないか、という点についても心配されているようです。

ご褒美の中身を考えるのも大人の工夫が肝心なんでしょう。

確かに中学生のワークなどを見てみると、シールがいっぱい貼ってある。

大人としては、「こんなシール何が良いのか?」という目で見てしまいがちなのですが、子どもにとっては違うようです。また、こういった著書を読んでいるときに、お金が欲しいと思い始めたのは、年齢によって違うのだと改めて感じている。

お金を通じて金融教育をしようという考え方は私にとっても新鮮な内容でした。

※昔、お小遣いを与えられなかったという人と出会ったことがあるのですが、その子は渡した金はすぐに浪費してしまうようになっていました。それを見たときに成長過程でお金を貯蓄するという考え方は必要だと感じていました。

これも本の中から「学力の経済学」より抜粋させて頂きました。

褒美として「お金」はふさわしいのか、ということです。

『ヤバい経済学』の著者でもあるシカゴ大のレヴィット教授らが行った別の実験では、ご褒美として、お金のかわりにトロフィーが用いられました。トロフィーといってもたいしたものではなく、約400円という安物でした。しかし、小学生に対しては400円のお金よりも、同額のトロフィーのほうが大きな効果があったことがわかっています。この実験からもわかるように、子どもが小さいうちは、トロフィーのように、子どものやる気を刺激するような、お金以外のご褒美を与えるのがよいでしょう。一方、同じ実験の中で、中高生以上にはやはりトロフィーよりもお金が効果的だったこともわかっています。 「ご褒美としてお金を与えてよいものか」と逡巡されるご両親もおられると思います。しかし、私は金額や与え方を間違わなければ、お金はそんなに悪いご褒美ではないと思っています。 私がそう考える根拠は、フライヤー教授が事後的に行ったアンケート調査の中にあります。アンケート調査の結果によると、ご褒美にお金を得た子どもたちは、お金を無駄遣いするどころか、きちんと貯蓄をし、娯楽や衣服、食べものに対して使うお金を減らすなど、より堅実なお金の使い方をしていたことが明らかになりました。この実験では、ご褒美と一緒に、貯蓄用の銀行口座を作ったり、家計簿をつけるなどの金融教育が同時に行われていたこともその一因だと考えられます。 お金というご褒美を頭ごなしに否定するのではなく、金融教育も同時に行えば、子どもたちは、お金の価値に加えて、貯蓄することの大切さまでも学んでくれるのです。

 

振り返ってみると…

子は大人へ、大人は親へ変化していく

また、大人になって振り返った時に親はどのように思っていたのか回帰することがある。

そういった中で、見えてくる大人の考えを推し量る意見が投稿されていたので引用させてもらいます。。

  • ちょっとした大人のバカにした対応が、子どものやる気を削いでいる。本当にちょっとしたことなのかもしれない。しかし、このときの一つの対応だけで今後の人生が大きく変わるかもしれない

  • 勉強を「楽しいものだ」と思うか、勉強を「やらされているものだ」と思うかも最初にかかっているといえる。知識の遺伝は見えてきているが、知識を入れていくというのは小さい頃に詰め込んでいけば、より多くのことを記憶することはできる。脳をそういった構造にするような最初の投資が肝心である。

こういった意見があればハッとする考えにもなるのではないだろうか

  • 多感な思春期に勉強しなさいと言われて反発する子はいるものの、従順にこれに従う子は極めて限定的だ。大学卒業を勉強の一つの基準とすると、両親は共に非大卒だし、自分自身があまりに勉強しなかったせいで小学校高学年を境に、親と勉強に関して話すこともめっきり減ったのを記憶している。ここが勉強に対するターニングポイントになったのは事実であり、勉強しなさいと言われなくなったのをなぜかと考えてみると、それが寛容さや親切心からではなく失望と諦めに由来すると知ったとき、なぜだかそんな両親を裏切りたいと思った。つまり、両親が想像すらしないであろう大学に行き、驚かせたいと思った。そんな過去を振り返り、今思うと勉強だけが正解ではないはずだし、何をするにしても目標に対して継続的かつ自発的に取り組めるようになるためには、やはり押し付けではなく当事者としての動機形成が必要不可欠だと考える。

親と子を上司と部下に置き換えても、似た様な事が言える。

大人になっても変わらないことがあることを忘れないでほしい。

上司と部下の関係でも、近くにいる人の存在は、大きな影響を与えていることを考えてあげたい。

学び続ける姿勢のない上司の元だと、部下のやる気も上がらない

 

自発性を奪うような発言を親がしてしまうかもしれません

  • たまに自発的にやると「珍しい〜!」とからかい半分嬉しそうに言われるのが癪でますます受身で過ごしていた。当時の私は「自発的にやるもの」って感覚がよくわからなかった。親は子どもの「自発的にやりたいこと」を見つけてあげることが大事なのではないか。

  • 自分が小学三年生の時、「算数で割り算をやってるよ」と母親に言うと「もう割り算もできるの?」と驚かれ、そのとき「もっと勉強しよう」と自然に思ったことを覚えている。両親は「勉強しなさい」と言ったことがなく、父親からは「勉強は楽しい、クイズみたいなものだ」と教わった。いざ自分が親になったとき、自分の子供に上手く促せるのかはいささか不安である。

まとめ

今回は勉強をするためのご褒美と、大人がどんな声かけをし、何を感じ育ってきたか。

また、自分たちの年代で同じように子ども達を育てることができるのか。

そういった不安などから色んな情報を集めてみた。

人によっては、どういうものの言い方が1番いいのかを考えるべきだし、大人が勉強すること自体が楽しいと思ったり、行動で見せるべき必要があるように思う。

 

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